こんにちは、モントリオール在住エンジニアのHaru(@hathle)です。
「どういう人がエンジニアに向いているの?」
と感じている人は多いと思います。
10年以上のエンジニア経験をもとに、私が思うエンジニアに向いている性格を紹介します。
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論理的思考力がある
エンジニアは人とは違う発想力を持っていて、クリエイティブな才能を必要とされる一面もありますが、実際には地道な作業が続くので、職人っぽい性格が向いています。
職人気質という言葉がありますが、職人が仕事にのめり込むように、1つのことを深く追求して、もくもくと作業することが求められる職業ですが、そこには論理的思考力を持つことが重要です。
論理的思考力(ロジカルシンキング)とは、
きちんと物事を順序立てて説明できる思考力のことです。
天才肌の人によくあることですが、自分の頭の中に出来上がっている形を人に説明しようとしても、それを上手く言葉で表現できない人がいます。
それでは才能があっても理解されません。
物事を1段階ごとに、分かりやすい言葉を選んで説明できるように頭の中を整理できる思考力が求められます。
もっとわかりやす言い方をすれば、理屈っぽい性格のことです。理屈っぽいのは悪いことでありません。
理屈っぽい人は、めんどくさいと思われがちですが、そのめんどくいささがなければ、1つのことを追求し続ける仕事はできないのではないでしょうか。
この論理的思考力があれば、どんなに頑固な職人気質の人でも、周囲を納得させられるので、少しくらい強引な仕事のやり方をしても、周りは協力しないわけにはいかなくなります。
チームで仕事をする時には、筋道を立てて考えられる人が求められるのではないでしょうか。
チャレンジ精神が強い
チャレンジ精神が強い人は、向上心があり、どの業界でも期待されます。
どんな職場にも、石橋を叩いて渡る慎重派がいますから、チャレンジ精神が旺盛な人とぶつかることもあります。
ですが、IT業界のように新しいことにどんどんチャレンジしなければ、生き残れないジャンルでは、慎重に考え過ぎるのは人ばかりでは、企業の衰退を招きます。
技術開発のスピードがとても早い業界だからこそ、新しいことにチャレンジしようとしないのは、致命的なのです。
ただし、チャレンジ精神が強くてリスクを恐れない人ばかりでも困ります。
上手くいく確率が50%だった場合に、前に進むべきなのか、一度止まって後退を考えるべきなのか、その判断力も必要です。
きちんとブレーキをかけられるラインを設定できる冷静さも求められるので、アクセルとブレーキのバランスが大切です。
自分がブレーキをかけるのが苦手だと自覚しているなら、信頼できる慎重派とタッグを組めば良いです。
そういう自分とは正反対の思考の人とも、上手くやっていける性格であることも必要でしょう。
また、好奇心旺盛なことも大きなポイントです。新しいことに興味を持たないのは、開発する仕事には不利です。
どんなところにアイデアのヒントが転がっているかわからないので、新しいことや、未知なことにすぐに飛びつくくらいの好奇心とチャレンジ精神を併せ持つ人は有望です。
こだわりが強い
職人気質が頑固者と言われる理由は、こだわりが強いからではないでしょうか。
こだわりとは、何か1つのことにとらわれるという意味がありますから、仕事をする上で引っかかることをスルーしないでとことん追求するこだわりはとても大切なことです。
IT業界では、ちょっとしたミスを見逃すと重大なバグを引き起こす結果を招く恐れがあります。
「そんなちょっとしたことにこだわらなくてもいいのに」と周りが思っていても、こだわりを捨てない人じゃないと優秀なエンジニアにはなれません。
こだわりが強すぎてしまうのは、仕事のスピードを遅らせてしまったり、前に進めなくなるリスクもありますが、妥協せずにこだわる気質は、もの作りには欠かせないことです。
どれほどスマートでスピーディーに仕事ができる人でも、1つのことにこだわることがない人は、流れ作業のように仕事を考えてしまいます。
わかりやすく言ってしまえば、オタクっぽい人ほど向いているのです。
何か1つにハマってとことん追求する人は○○オタクと呼ばれます。ハマったことに対して、誰にも負けない知識を持ちたいと思うので、調べたり探したりすることが大好きです。
それができる人は、ゼロから開発するための技術力を磨くために必要なことです。
粘り強く、妥協せず、こだわりを持ち続けることができる性格の持ち主は、優れたものを生み出せるエンジニアになれる可能性があると言えるでしょう。
まとめ
- 物事を順序立てて説明できる思考力がある人
- 新しいことや、未知なことに飛びつく好奇心とチャレンジ精神を併せ持つ人
- 妥協せずにこだわることができる人
もしあなたの性格がどれかに当てはまったら、エンジニアを目指してみてはいかがでしょうか。