こんにちは、モントリオール在住エンジニアのHaru(@hathle)です。
モントリオールで仕事をゲットした方法を紹介します。
就職活動編
就職活動は正直言ってかなり大変でした。
私の通った専門学校Lost Boysは私立であるため、Post-Graduate Work Permit(ポスグラ)がもらえないです。
そのため、実力で就労ビザをゲットしないと、カナダで働くことができない…。
唯一、VFXクラスがある学校でPost-Graduate Work Permitをもらうことができるのは、公立校であるBCITだけです。
ポスグラやワーキングホリデービザがある人は、卒業後すぐに仕事がみつかるであろう。もちろん一定のスキル以上ある人に限るが…
私の状況について
私の場合は、下記の条件から、苦労するであろうと分かっていました。
- 日本でSoftware Engineerの経歴があるが、映像業界で働くのは初めてである
- カナダで正社員として働くのは初めてである
- 就労ビザが必要である
- アーティストとしてはジュニアレベルである
職種について
まずどんな職種でアプライすれば、オファーがもらえそうか考えました。
Software Engineerとして8年間働いたことは確実に強みになるだろうと思いました。
しかし、アーティストとしてアプライすれば、当然ジュニアレベルになり、オファーをもらえる確率が低くなります。
そして私は、Lost Boysで学んだHoudiniとSoftware Engineerの経験を活かせる職種を探しました。
自分の強みを活かす職業
それはHoudini Pipeline TDであった。
私はバンクーバーすべてのスタジオにHoudiniをマスターしているPipeline TDとしてアプライを開始しました。
実際にHoudiniをマスターしているSoftware Engineerは競合が少なかったです。
アプライ準備について
アプライするには下記の準備が必要になります。
- Portfolio Web site
- Demo Reel
- Resume
- Cover Letter
LinkedInは就活する半年前から準備をしていて、多くのリクルーターとつながっていました。
海外で就活をするにはLinkedInは必須で、これはかなり大事だと思います。
実際リクルーターから直接メッセージをもらい、Interviewをすることができたスタジオはたくさんあります。
LinkedInのプロフィールを充実させよう!
就活開始
第一関門
アプライしてすぐにInterviewを何件かもらうことができ、早々に1件のスタジオからいい返事をもらうことができました。
そのスタジオは就労ビザをアプライするから待ってほしいと言われ、私は1ヶ月ほど待ちました。
しかし、1ヶ月待ってから就労ビザがアプライ出来なくなったと連絡がきて、オファーをもらえることができませんでした。
第二関門
さらにアプライと面接を続けて、あるスタジオからいい返事をもらうことができました。
そのスタジオに就労ビザをアプライしてもらい、待つこと2ヶ月。
やっと返事が来たと思ったら、オファー取り消しの連絡でした。
第三関門
アプライを続けたが、バンクーバーのスタジオは残念ながら縁がなかった。
方向転換
そこで、モントリオールのスタジオにアプライをしました。
最近バンクーバーのスタジオがモントリオールにスタジオを作り、今かなりモントリオールは映像業界で盛り上がっているからです。
スタジオ数はバンクーバーのスタジオ数を越えているかもしれません。
そしてアプライした途端にいくつかのスタジオから面接が入り、トントンと内定まで決まりました。
就労ビザ
就労ビザ(LMIA)は1ヶ月ほどでゲットすることができました。
LMIAとはLabour Market Impact Assessmentの略で、カナダ企業が外国人を雇用する際に、カナダ労働開発局に対して、外国人を採用することによるカナダ経済への影響の査定を依頼するものです。
そうしてバンクーバーからモントリオールに移動して、CG長編アニメーション映画を作っている会社でPipeline TDとして働いています。
就活期間
- バンクーバーのスタジオ – 5ヶ月
- モントリオールのスタジオ – 2週間
モントリオールのスタジオの就活期間が2週間だけであるのは、おそらくLinkedInやDemo Reel、面接をブラッシュアップし続けた結果なのではないかと思います。
まとめ
- 自分の強みを把握すること
- 諦めずに根気よくアプライを続けること
- 面接の後、何がよくなかったのかなど、常にブラッシュアップをすること