こんにちは、モントリオール在住エンジニアのHaru(@hathle)です。
「起業のためのリスクヘッジはどういうものがあるの?」
と感じている人は多いと思います。
起業するにはリスクヘッジがとても重要になってきます。
リスクを減らして起業するにはどのようなことを気をつけたほうがいいのでしょうか?
今回は、起業におけるリスクヘッジを解説します。
リスクヘッジ1 お金をかけずに事業を始める
可能な限りお金をかけずに起業すると、失敗する確率が大幅に下がります。
最初にお金をかけすぎてしまうと、スタートした時点で借金をしているという事態になる可能性もあるでしょう。
もし失敗した場合、当然借金は返済しなければいけません。
逆に万が一失敗した場合でも、お金をかけていなければそもそも借金をする必要がないので、返済する必要もありません。
しかし、お金をかけずに事業を始めることができるのでしょうか。
実は殆どお金を使わずに事業を行うことは可能なのです。
まずは法人ではなく、個人でスタートする方法です。
法人化すると最初に手数料や印紙代、登録免許税などのお金をかける必要が出てきます。
個人であれば税務署で書類を作成して提出するだけなので、全くお金をかける必要はありません。
他にも自宅を使って仕事を開始する。
事務所を持つ必要もないのでお金をかける必要はなくなります。
従業員は雇わずに、1人で仕事を開始する。
従業員を雇用すれば給料を支払う必要がありますが、1人であれば給料を支払うこともありません。
さらに在庫を抱えない。
固定費をできる限り無くすことも重要です。
この中で特に難しいのが固定費を無くすことなのですが、固定費というのは家賃や光熱費、税金や社会保険料など、毎月必ず支払う費用のことを意味しています。
税金や光熱費は必ず発生しますが、法人でなければ法人税の支払いは必要ありません。
家賃や光熱費は普通に生活していても発生するので、その中で補えば十分にやっていけるでしょう。
このようにお金を可能な限りかけない方法もいろいろとあるのです。
リスクヘッジ2 小さく始めること
最初からある程度大きな事業を行おうとすると、どうしてもお金がある程度必要になります。
しかし、小さく始めればお金をあまりかける必要がなくなるでしょう。
従業員は自分だけにしておき、個人事業主として開始します。
ある程度軌道に乗ってきたら、徐々に規模を大きくしていくことで、失敗する確率を下げることができるでしょう。
起業を考えている人の大半は大儲けしたいので、最初から大金をつぎ込んでしまう人もいます。
いきなり大きく始めて成功する人もいるのですが、それはごくわずかな人だけです。
最初に優先するべきことは、やはり自分が生活していける分の稼ぎを得ることでしょう。
実は自分が普通に生活していける分を稼ぐだけでもかなり大変です。
最初は慣れていないので、うまくいかないことも多いですし、やっと慣れてきて仕事をある程度確保できるようになっても、仕事が途切れて十分な量をこなせなくなることもあります。
中には途中で受注を断られてしまうことや、依頼先の会社が倒産してしまい、仕事をもらえなくなるかもしれません。
そうなるとせっかくうまくいっていた仕事も、また不安定になって生活費を得ることすら難しくなるのです。
だからこそリスクをできる限り少なくする方法が有効的なのです。
仕事は1社で多く受注するのではなく、複数の会社から少量ずつもらうようにする。
そうすれば、たとえ1社が倒産してしまった場合や、仕事をくれなくなった場合でも被害を少なくできるでしょう。
小さく始めていろいろな取引先と交流を持つことも、のちに成功するためには重要なことなのです。
リスクヘッジ3 行動すること
起業をする前にはしっかりと計画を立てること、情報収集を行うこと、自分自身の能力を把握しておくことが重要です。
ここまで行ったら、後は行動あるのみです。
行動しなければ仕事を開始することもできません。
仕事を開始しても、何もしなければ収入にはなりません。
万が一トラブルになった場合も、こちらから行動しなければ解決することはできないでしょう。
もちろん何の根拠もなしに、ただ動けばよいというわけではありません。
仕事でミスをしたらどうするのがよいのか、トラブルが発生したらどう対処すればよいのかという点も、起業をする前に情報収集をしておきましょう。
必ずしも自分が取った行動が正しいとは限りませんが、自分ができることや、よいと思うことを行うことで自信にも繋がります。
万が一ミスをした場合でも、こうするといけないのか、こうすればよかったと反省をすることで次回に活かせるのです。
「失敗は成功のもと」ということわざがあるように、経験を積むことも大切です。
迷ったときにはどこに相談をするのか決めておくのもよいでしょう。
日本には起業や経営方法について相談ができる機関も設けられています。
いつまでも自分だけで迷っている場合には、信頼できる機関に相談に行きましょう。
相談前と相談後では考えが変わっていると思います。
まとめ
- まずはお金をかけずに事業を始めてみましょう。
- 個人でスタートして、在庫をもたず、固定費をできる限り減らします。
- 小さく事業をスタートさせて、取引先も複数の会社に分散させます。
行動して自分からどんどんアクションをとっていきましょう。